金融機関の外貨預金準備率2ポイント引き下げへ 今月15日から=中国人民銀

2022-09-06 11:30:54  CRI

 中国人民銀行(中央銀行)は、金融機関の外貨資金運用能力を高めるため、今月15日から金融機関の外貨預金準備率を現行の8%から6%に2ポイント引き下げることを決定しました。

 中国人民銀行が金融機関の外貨預金準備率を引き下げるのは4カ月ぶりとなります。前回は今年5月15日から金融機関の外貨預金準備率を9%から8%に1ポイント引き下げることを4月25日に決めました。外貨預金準備率とは、金融機関が中国人民銀行に預ける外貨預金準備金と、金融機関が吸収する外貨預金との比率を指します。

 専門家は、今回の外貨預金準備率引き下げについて、「外貨の流動性を一部解放し、外国為替市場におけるドル供給を増やすとともに、金融機関の外貨売りの意欲と能力を高めることで、人民元安のプレッシャーを緩和することが期待される」と分析しています。今回の調整では、外貨流動性の解放において、4月の調整を上回る約190億ドル規模に上るということです。(ミン・イヒョウ、柳川)

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