外交部 中国へのサイバー攻撃 米に説明と不法行為の停止要求

2022-09-05 21:09:55  CRI

 米国の関係機構による中国への悪意あるサイバー攻撃に対して、中国外交部の毛寧報道官は5日の定例記者会見で、「米国のこの行為は中国の国家安全と国民の個人情報の安全を著しく害している。中国側は強く非難し、米国側に説明と不法行為の即時停止を求めた」と述べました。

 国家コンピュータウイルス応急処置センターと中国のインターネットセキュリティ大手「奇虎360(Qihoo360)」はこのほど、米国家安全保障局(NSA)による西北工業大学へのサイバー攻撃に関する調査報告書をそれぞれ発表しました。報告書によりますと、NSAのセキュリティ部隊として創設されたハッキンググループ「TAO」は、中国のサイバー上の標的を狙って1万件以上の悪意ある攻撃を実施していたということです。

 毛報道官は、「これは米国政府が中国に対して行ったサイバー攻撃のもう一つの実例だ」と述べたうえで、「最も強力なサイバー技術力を持つ国として、米国は他国への窃盗行為や攻撃を直ちにやめ、責任ある態度で世界のサイバー空間におけるグローバルガバナンスに関与すべきだ」と強調しました。(張 CK)

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