中国・南京の小学校 伝統的な始業式を開催

2022-09-01 11:03:44  CRI

 小学校の始業式の最初の儀式「開筆礼(書き初め)」が8月31日、江蘇省南京市の夫子廟広場で行われました。

△朱砂のほくろをつけられる新入生 

 中国東部に位置する同市は「天下文枢(世界の学問の中枢)」と呼ばれ、孔子を祀っている夫子廟の「天下文枢」の牌坊の前では、小学校の新入生328人が銀色の漢服を身にまとい、黒いかばんを肩にかけて整然と立ち、儀式感あふれる古風な「開筆礼」を迎えました。  

 教師は朱砂で子どもたちの眉間に赤いほくろをつけました。「ほくろ(痣)」は知恵を開くという意味の「智」との語呂合わせで、美しい祈りが託されています。この赤い印には、子どもたちが勉強を楽しんで知識を求め、立派になるようにとの期待が込められています。このような独特な始業式が子どもたちに思い出を作り、中国の伝統文化への興味を広げるために行われています。(ZHL、野谷)

 


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