中国南部地域の干ばつ対策に7億元を緊急拠出

2022-08-30 18:54:53  CRI

 中国応急管理部の周学文副部長は、同部が30日午前に北京市内で行った記者会見で、「異例の高温少雨気象に見舞われた中国南部地域への干ばつ対策として、財政部と共に7億元(約140億円)の中央自然災害救援資金を緊急に拠出した。また、中国国家食糧備蓄局と共に中央政府の干ばつ対策物資と装備を緊急に輸送した」と述べました。

 周副部長はさらに、「各地の干ばつ対策と被害軽減に向けての取り組みを全力で支援する。責任を果たす事や事前計画、物資、措置などの面から大干ばつ、長期干ばつ、干ばつの連続にしっかりと対応していく」と表明しました。

 中国南部地域では7月以来、異例の高温少雨が続いており、とりわけ長江流域では干ばつが急速に進行しました。長江流域では7月以降、平均高温日数が気象観測記録が始まった1961年以来最多の32.5日に達しました。長江本流と洞庭湖、鄱陽湖の水位は現在、平年の同じ時期に比べて5~8メートルほど低く、同時期としては実測記録が始まって以来の最低の水位になりました。

 気象部門の予測では、南部地域の高温は8月31日までに終息するとのことです。(Yan、鈴木)


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