「台湾独立」勢力に誤ったシグナルを発してはならない=外交部

2022-08-30 20:11:24  CRI

 外交部の趙立堅報道官は30日の定例記者会見で、米国の政府関係者の台湾海峡情勢に関する発言について「『台湾独立』勢力が外国勢力の助けを借りて国際的地位を高めようとし、米国に頼ることで独立を企てていることが、今の台湾海峡情勢の緊張の根源だ」と強調しました。

 米ホワイトハウスのカービー報道官はこのほど、中国は軍事行動で台湾海峡情勢をエスカレートさせ、一種の新常態を作り出そうとしているが、米国は受け入れないと述べました。また、ホワイトハウスの別の広報関係者は、米国は今後、西太平洋地域の情勢を安定化させるために演習を実施するが、この行為は(中米の)両国関係とは関係がないと説明しました。

 趙報道官は同件について、「台湾海峡の現状を変えようとしているのは米国と台湾の分裂勢力であり、中国ではない。世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の一部であり、中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法的な政府だ。『台湾独立』勢力が外国勢力の助けを借りて国際地位を高めようとし、米国に頼ることで独立を企てていることが、現在の台湾海峡情勢の緊張の根源だ。米国は、西太平洋地域の安定という看板を掲げて、台湾をもって中国を制圧しようと露骨に企んでいるのに、中国とは関係がなく、中米関係との関係がないとしている。もし米国が本当に情勢の回復を求めるなら、一つの中国の原則と中米の3つの共同コミュニケの定めに直ちに立ち戻るべきであり、『台湾独立』勢力にいかなる誤ったシグナルも発してはならない」と指摘しました。(RYU、鈴木)

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