衛星画像で見る「一帯一路」がもたらした変化

2022-08-27 16:24:04  CRI

 中国の提唱で進められている「一帯一路」共同建設。この取り組みが過去10年でもたらした変化は、人工衛星が撮影した画像でも確かめることができます。

 モザンビークの首都マプト。東アフリカの主要な港湾都市の1つです。マプト湾をまたぐ大橋が渡されたことにより、湾を渡るための所要時間は以前の2時間から10分へと大幅に短縮されました。アフリカ最大のつり橋でもあるこの大橋、実は中国製です。


 アルゼンチン北部、海抜4000メートルのカウチャリ高原。120万枚のソーラーパネルが設置されており、約10万世帯に電力を供給しています。南米で最大の設備容量を誇るこの太陽光発電所も、中国製です。

 ラオスの首都ビエンチャン。メコン川のほとりに建てられた駅は、ここから1000キロ離れた中国の昆明市までをつなぐ中国ラオス鉄道のものです。世界銀行が「ラオスの総収入を21%増やす」と評価したこの鉄道も、中国製です。

 世界銀行が発表した報告書では、2030年までに、「一帯一路」共同建設により、参加国の貿易が2.8~9.7%伸びるだけでなく、世界の貿易も1.7~6.2%ほど成長し、760万人が極度の貧困から、3200万人が中度の貧困から脱却できることが見込まれています。


 上の画像にある海や山を越える線は、中国と「一帯一路」参加国との間の科学技術協力を表すものです。1本1本が、国境を越えた一つひとつの合同実験室を意味しています。合わせて53カ所の合同実験室で、農業、新エネルギー、公衆衛生、健康に関する研究が行われています。これまでに中国は「一帯一路」共同建設に参加する84カ国と共同で1118件の科学技術研究を展開しています。(鵬、謙)

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