中国の「最も美しい医師」　草原の「ホイ族マンバ」

　　中国は19日、5回目の「中国医師節（医師デー）」を迎えました。これに合わせ、中国北西部・青海省黄南チベット族自治州沢庫県人民病院の院長を務める馬文義医師が2022年の「最も美しい医師」に選ばれました。

　「マンバ」とはチベット語で「医者」を意味し、牧畜民は流暢なチベット語を話すホイ族の馬文義医師を「マンバ小馬（ショーマ）」と呼びます。

　沢庫県の平均標高は3700メートル、年平均気温は氷点下2.4度で、馬医師はここで27年間働いています。

△無料診療をしている馬文義医師（左から二人目）

 　馬医師はチームを率いて多くの技術的難関を乗り越え、ハイリスク産婦センターと胸痛センターを設立し、沢庫県の医療保健技術の多くの空白を埋めました。

　数年前、沢庫県人民病院の業務用敷地面積は3700平方メートルでしたが、救急センター、リハビリテーションセンターの建設に伴い、面積は2万平方メートル以上に拡大されます。現在、重篤患者の多くは地元で治療できます。（ヒガシ、野谷）

△レントゲン写真を見ている馬文義医師