上海文学館が着工 2024年に一般公開の見込み

2022-08-17 10:06:19  CRI

 上海文学館の着工式が16日、上海市虹口区武進路439号で行われました。

△上海文学館完成予想図 

 上海文学館が位置する虹口区はかつて中国の現代文学の巨匠が活躍していたエリアです。1920~30年代、魯迅、茅盾、郭沫若など有名な作家がここで活動していました。中国の現代文学創作のブームを巻き起こし、中国の現代文学発展の方向性に大きな影響をもたらしました。 

 上海文学館は上海文学史料などの文化財資源の研究をベースに、上海で活躍していた作家を中心とした「海派」文学と中国近・現代文学の発展を展示し、文化財の保護と陳列、学術研究、公共教育、文化交流などの機能を備えます。 

 上海文学館は完成後に、地上建造物の延べ床面積が約1万4000平方メートルに達し、3棟の歴史的建築と1棟の新築ビルで構成されます。うち、中洋折衷型の趙家花園(別名:扆虹園)は、1920~30年代に上海の有名な社交の場でした。文学館の新しい建築物の主体は、虹口区一帯に多く残されている中洋折衷型の建築様式「石庫門」の特徴を取り入れながら、新しい建築と古い建築の呼応と融合を重視して、建物の正面の外観に赤い要素を導入する計画です。 

 上海文学館は2024年に完成し、一般公開されるということです。(ZHL、野谷)


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