北京
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ゾウの群れを観察している刁発興さん
8月12日は11回目の世界ゾウの日です。雲南省普洱(プーアル)市江城ハニ族イ族自治県では、アジアゾウ監視員たちが日夜、ゾウと共に動いています。47歳の刁発興さんは、その一人です。
刁さんは毎朝、夜が明けて村人が家を出る前に、村の近くのゾウの群れの位置を確認します。刁さんは「ゾウは人間と心が通じ、人々の優しい気持ちを感じることができるので、今は人との距離が近いときでも、怖がることはない。でもやはり野生のゾウとは距離を置いて、安全を確保してほしい」と述べました。
長年ゾウの保護活動を行っている刁さんは、地元のすべてのゾウに慣れ親しんでおり、すべてのゾウに名前を付けています。近年、地元のゾウの数は増え続けており、刁さんは子ゾウが生まれる度に家族が増えたような思いになるようです。「ゾウの数が増えることは仕事量が増えることを意味するが、それは同時に私たちがしっかり守っているということも意味している」と誇らしげに言います。
江城県には刁さんと同じようなゾウの監視員が10人います。彼らはゾウの性格、食事、行動ルート、健康状態を熟知しており、一日24時間ゾウの群れを監視、追跡、観察し、人とゾウの無事を守っているのです。(Mou、坂下)