直面する激動の変革のなかで前進する中国外交

2022-08-10 21:27:41  CRI

 習近平国家主席は今年に入り、世界発展の大勢を深く洞察し、アフターコロナの世界をいかに構築するか、世界はどこに向かって発展するかなど一連の時代の問いに対して、落ち着いて対処し、一貫して人類運命共同体の構築という観点から中国の提案を行い、中国の知恵をもって国際協力をリードしています。

 2022年2月4日、習近平国家主席は北京冬季オリンピックの開会式に出席して開幕を宣言しました。この冬の大イベントのために、約70の国と国際組織から約170人の代表、31人の国家元首、政府首脳、重要な王室メンバーおよび国際組織の責任者らが北京を訪れました。習主席は、これらの貴賓との会談で、「新型コロナウイルス感染症は依然として猛威を振るっており、気候変動やテロリズムといったグローバルな問題も次々と出てきている。国際社会はさらに団結する必要がある。国連を核心とする国際体制を維持し、国際法を基礎とする国際秩序を維持していかなければならない」と述べました。

 今年6月下旬には、BRICS商工フォーラム、第14回BRICS首脳会議、グローバル発展ハイレベル対話会がオンラインとオフラインの形式で相次いで開催されました。習主席はこれらの会議に出席し、重要な発言を行い、「私たちは世界発展の大勢をはっきりと見極め、世界の発展を促進し、協力とウィンウィン、共同繁栄の発展の枠組みをともに作っていく必要がある」と強調しました。

 グローバル発展イニシアチブは、昨年 9月の第76回国連総会で習主席が提案した世界的なイニシアチブであり、国際社会から高い評価を受けました。100以上の国および国連を含む多くの国際組織が支持を表明しており、中国が国連のプラットフォームに設立した「グローバル発展イニシアチブ友のグループ」には60カ国近くが参加しています。

 習主席は、4月に開催されたボアオ・アジアフォーラム2022年次総会で、「グローバル発展イニシアチブ」に続き、「グローバル安全保障イニシアチブ」を提唱し、すべての国の主権と領土保全を尊重し、国連憲章の主旨と原則を遵守し、すべての国の正当な安全保障上の懸念を重視することを主張しました。

 習主席は、6月22 日に開かれたBRICS商工フォーラムの開会の辞で、経済のグローバル化は生産力の発展のための客観的要求であり、阻止できない歴史的の流れでもあると指摘した上で、包摂的、互恵的かつウィンウィンが正しい道だと示し、すべての国が団結して協力しあうことを呼びかけました。

 習主席は、2022年世界経済フォーラムのビデオ会議でのスピーチで、「中国は、包括的かつ先進的な環太平洋パートナーシップ協定およびデジタル経済パートナーシップ協定への参加プロセスを引き続き推進し、地域経済と世界経済にさらに融合し、互恵とウィンウィンを実現させるため、さらに努力していく」と述べました。(任春生、MN)

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