中国初の永久磁気浮上軌道交通プロジェクト、実験線が竣工

2022-08-09 12:43:53  CRI

 中国初の永久磁気浮上軌道交通プロジェクトの実験線「紅軌」が9日、江西省カン州市興国県で竣工しました。 

 「紅軌」永久磁気浮上列車「興国号」の最大の注目点は、ゴムタイヤの荷重に頼らずに走行することで、永久磁石材料と軌道が反発する原理を利用して、ノッチの中で浮遊状態を維持し、摩擦ゼロ運転を実現し、モーター駆動だけで運行することができます。 

 永久磁気浮上軌道は、非接触、浮上運転という特徴があり、登坂能力が強く、旋回半径が小さく、騒音が低く、省エネで環境に優しく、その上、常電動磁気浮上交通に比べて、静磁場、「ゼロ動力」浮上という特徴があり、磁気汚染がない優位性が明らかです。永久磁気浮上軌道は、都市や観光地などの通常の環境だけでなく、川沿いや高地で寒冷な地域、砂漠などの厳しい環境の地域にも適用でき、地下鉄やライトレールと相互に補充することができます。 

中国初の永久磁気浮上軌道交通プロジェクトの実験線 

 今回完成した実験線の本線の長さは約800メートルで、全て鉄骨高架線です。磁気浮上列車は2両編成を採用し、座席は32席、最大乗車定員は88人、最高設計運行速度は時速80キロです。(Mou、柳川) 

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