国産大型クルーズ船2隻目が正式に起工

2022-08-08 14:53:27  CRI

 

 中国2隻目の国産大型クルーズ船の建造が8日、中国船舶集団上海外高橋造船有限公司でスタートしました。これは、中国の造船工業が大型クルーズ船を建造するコア技術を確立し、国産クルーズ船の量産とシリーズ化が期待できるようになったことを意味します。

 2隻目の国産大型クルーズ船は船体の長さが341メートル、幅37.2メートル、総トン数は約14万2000トン、設計喫水8.17メートル、最大喫水8.4メートル、最大巡航速度22.7海里(かいり)/時間、客室は2144室で、1隻目より19室増加しました。同時に国際海事機関の排出基準を満たすために、新たに2つの脱硫装置とSCRシステムを追加し、グリーンで環境に優しいクルーズ船になっています。船上には同様に16階建ての巨大な上層構造物が配置されて生活エンターテインメントエリア、大規模演芸ホール、大型レストラン、専門レストラン、バー、カフェ、ショッピングプラザ、アートギャラリー、キッズセンター、SPA、ウォーターパークなどの豊富なレジャー娯楽施設が設置され、生活と娯楽に関する乗客のあらゆるニーズに応えることが可能です。

 2隻目の国産大型クルーズ船は1隻目に比べて設計・建造サイクルが6カ月短縮されます。現在、クルーズ船の詳細設計はすでに4割ほど完成しており、生産と設計のバランスのとれた進捗と構造物の設計・製図作業が全面的に始まっています。(Mou、坂下)

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