【CRI時評】米国の「一つの中国」の原則への挑戦には必ず断固として対抗する

2022-08-05 11:02:20  CRI

 米国議会のペロシ下院議長は3日、中国台湾地区への訪問を終えた。台湾滞在中、彼女はいわゆる「台湾関係法」を持ち出して「米国は台湾に対して揺るぎないコミットメントを約束し、台湾と共にある」等々、奔放な発言を繰り返した。この前日、彼女は「ワシントン・ポスト」に文章を発表し、いわゆる「台湾関係法」「六つの保証」を引き合いに出して、これは米国の一つの中国の政策に反しないと述べている。

 これは米国が「一つの中国」の原則を形骸化し、骨抜きにするもう一つの悪辣(あくらつ)な現れだ。事実、ペロシが引き合いに出したいわゆる「法案」と「保証」はいずれも米国が一方的にでっち上げたもので、米国が中米の三つの共同コミュニケでうたった約束に反し、国際社会が普遍的に順守する一つの中国の原則に反している。ペロシがいかに詭弁(きべん)を弄しようと、自己の利益のために米国の国としての公約を恣意的に踏みにじり、米国国家の信用を破綻させた醜態を覆い隠すことはできない。ペロシがいかに言い逃れをしようと、台湾海峡の平和、中米関係、国際秩序にもたらした甚大な危害を変えることはできない。ペロシがどのように取り繕おうと、その「利己主義者」、中米関係の「トラブルメーカー」、台湾海峡の平和安定の「最大の破壊者」という本質を隠蔽(いんぺい)することはできない。

 世界は、ペロシの中国台湾地区訪問後、中国軍が即刻台湾周辺で一連の共同軍事行動を展開すると宣言し、中国の多くの政府部門もそれに続いて報復措置の実施を宣言したことに注目している。これは中国が国家主権と領土保全を守るための必要な措置であって、正当かつ合理的なものだ。米台が結託して中国の核心的利益を侵害し、台湾海峡の平和安定を破壊したことは必ず代償を払うことになる。

 台湾は中国の台湾であり、最後には祖国の懐に戻る。ペロシ訪問という今回の政治的茶番劇でこの歴史の大勢を変えることはできない。「一つの中国」の原則に異議を唱えることは許されず、中国人民が国家主権と領土保全を守るという決心は岩のように堅固だ。歴史上、米国が中国に仕掛けた冒険と挑発は、常に自らが報いを受ける結果に終わっている。今回も決して例外ではない。(CRI論説員)

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