中国の男性、ALSの母親を連れて1万5000キロの旅

2022-08-04 11:28:58  CRI

 「90後(1990年代生まれ)」の男性、趙天賜さんは今夏、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の母親を連れて、31日間で1万5000キロを移動し、新疆の美しい景色を見て回りました。 

趙さんと母親、旅先で 

  趙さんが新疆から戻って20日目の2日午前7時半、記者が自宅を訪ねると、いつものように父親が朝食を準備し、趙さんは母親の起床や洗面、食事を手伝っていました。母親の状態は、新疆へ行く前に比べて明らかに良くなりました。 

  趙さんの母親は8年前にALSを発症しました。症状は徐々に重くなり、今では自分で身の回りのことができません。母親に旅行を通じて生活への憧れを取り戻してもらいたいと、省内のほとんどの都市や観光地を回りました。さらに、母を連れて全国を旅行することにし、最初の訪問地として新疆を選びました。31日間の旅は大変なものでしたが、母親の顔にはいつも笑みがこぼれていました。(雲、柳川) 

 

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