中国深セン、完全自動運転車が公道で走行可能に

2022-08-03 11:05:02  CRI

 1日から正式に施行された「深セン経済特区スマートコネクテッドカー管理条例」に基づき、中国南部の都市・深センは先行モデル地域として、完全自動運転車が合法的に公道で走行できるようになりました。市民はメッセージアプリ「ウィーチャット」のミニプログラムを通じて自動運転タクシーを体験できます。

△市民はミニプログラムを通じて自動運転タクシーを体験 

 今回の条例施行によってもたらされた最大の変化は、運転席に安全係がいなくなったことです。もちろん、車両運営と安全を確保するため、助手席に安全係がいて、自動車教習所の指導員のような役割を果たし、走行の安全を確保しています。また「条例」によりますと、完全自動運転のコネクテッドカーは手動運転モードと相応の装置を備えなくてもよく、ドライバーも必要なくなっています。これは主に自動運転技術の水準とシステムの持続的な向上と、アルゴリズムのアップグレードによるものです。 

 完全自動運転車の内部には車両の走行状態をリアルタイムに表示する三つのスクリーンが搭載されています。道路上の歩行者や乗用車、自転車、電動バイク、バスなどの道路交通状況はすべてはっきりと反映されており、複雑な状況に遭遇した場合、車両は速やかに反応し、スピードも異なる道路区間の制限速度およびリアルタイムの道路状況に基づいて調整されます。これは消費者のニーズにより合致し、将来の商業化・量産に向けた強固な基礎を固めることになります。(ZHL、野谷)

 

 

 


 

ラジオ番組
KANKAN特集