中国の計算力規模は世界2位

2022-08-01 15:40:45  CRI

 「2022中国計算力大会」が7月30日、中国東部にある山東省済南市で開催されました。工業情報化部によりますと、中国の計算力産業の規模は急成長し、ここ5年間の平均成長率は30%を超え、計算力規模は世界2位です。 

「2022中国計算力大会」の会場

 中国は、東部地域に集中するビッグデータをコストが比較的低い西部地域に移して計算するプロジェクト「東数西算」の幹線光ケーブル複数本の建設を開始し、すべての地級市が光ネットワーク都市を全面的に構築し、ギガビット光ファイバーのユーザー数は6100万を超えています。全国で稼働中のデータセンターの標準ラック数は590万を超え、サーバー数は約2000万台に上り、メモリ容量は年平均50%を超える速度で成長しています。 

 中国情報通信研究院の推計によりますと、21年末時点で中国の計算力コア産業の規模は1兆5000億元(約29兆4000億円)を超え、関連産業の規模は8兆元(約157兆円)を超えています。うち、クラウドコンピューティング市場の規模は3000億元(約5兆8000億円)超、インターネットデータセンターサービス市場の規模は1500億元(約2兆9000億円)超、人工知能コア産業の規模は4000億元(約7兆8000億円)超です。 

 今大会では、国内各地域の計算力、データストレージおよび伝送能力を全面的に評価した国内初となる「中国総合計算力指数」が発表されました。総合的な指標を見ると、北京、上海、広州が計算力の面で率先して発展しています。 

 計算力は現在、デジタル政府やインダストリアルインターネット(産業のインターネット)、スマート医療、文化・メディアなど多くの分野で広く活用されています。 (殷、柳川)

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