銃撃事件の多発受け「長期にわたり米政府の実質的措置が皆無」=中国外交部が懸念示す

2022-06-21 18:47:05  CRI

 中国外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、米国における銃撃事件の多発についての質問に対して、「中国は米国で銃撃事件が繰り返し発生し、深刻な数の死傷者が出ていることを残念に思う。米国政府が銃による暴力を減らすことについて、長期にわたって実質的な措置を取っていないことに懸念と不安を感じる」と表明しました。
 米国では先週、多くの地域で銃撃事件が発生し、多数の死傷者が出たと報じられています。非営利団体「銃暴力アーカイブ」の公式サイトによれば、先週末のわずか2日間で米国では約220件の銃撃事件が発生し、約90人が死亡したとのことです。
 汪報道官は「米国は銃による暴力が世界で最も深刻な国であり、銃による暴力の被害者数の過去最高が何度も更新されている。1日平均122人が銃口の標的になり死亡している。子どもや青少年が銃撃で死亡する確率は、他の31の高所得国の合計の15倍だ。ところが米国政府は過去25年間、銃規制法案を一つも成立させることができなかった。米タイム誌の報道で指摘されているように、自国で繰り返し再現されている人権の悲劇を前にして、米国の政治家らは虚偽でむなしい慰めの言葉を繰り返して、パフォーマンスとしての『哀悼』の行事をするだけだ。次に凶悪な銃撃事件が発生すれば、同じことを繰り返すだけだ」と指摘しました。(hj、鈴木)

 

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