世界環境デー、2021年度中国生態環境10大科学技術の進展を発表=北京

2022-06-06 12:28:56  CRI

 中国科学技術協会生態環境産学連合体は6月5日の世界環境デーに合わせ、北京で「2021年度中国生態環境科学技術の10大進展発表会」を行いました。

 これら10大科学技術の進展には、国産ハイパースペクトル衛星による微量ガスのリモートセンシング及びその応用、大気汚染成分の曝露特性評価と健康影響メカニズム、新型機能性工学ナノ材料研究開発のキーテクノロジーと環境面への応用、大気汚染の時間的・空間的変化の駆動力の研究、中国の生物多様性観測ネットワークに関するキーテクノロジーと標準システム、農業・畜産業からのアンモニア排出汚染の高効率抑制技術、衛星リモートセンシングによる温室効果ガス排出量計算システムと中国の地球規模CO2観測衛星「TanSat」による高精度の世界的炭素フラックス計算、重度大気汚染の原因である硫酸塩の急速な形成の化学原理、汚泥処理・廃棄の全サイクルと資源化のキーテクノロジーおよび工学的応用、中国乾燥地帯の生態系の構造と機能の環境勾配による変化の法則と調整メカニズムなどが含まれています。

 「10大科学技術の進展」は自然科学や技術分野における中国最高の研究機関である中国科学院と中国工程院の院士(アカデミー会員)、中国科学技術協会生態環境産学連合体の会員団体、大学・科学研究機関が推薦した15人の院士で構成される審査委員会の評議・投票により選出されるものです。中国の生態環境系科学技術分野の最先端の動きを反映するものとして、2020年から毎年行われており、今年で3回目となります。(Yan、坂下)

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