米国が「1億人感染」を現実にしないよう願う=外交部

2022-05-11 19:10:59  CRI

 米政府高官はこのほど、今年の秋と冬に米国のコロナ禍は深刻な状況に発展し、1億人の米国人が感染する恐れがあるとの予測を示しました。

 これについて、外交部の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症による苦難の中にある米国民に同情の意を示すとともに、「1億人感染」の予測が現実とならないよう、米政府が感染症対策に真剣に取り組むよう願うと述べました。

 趙報道官はさらに、「米国は世界で医療技術が最も進んでおり、医療資源が最も豊富な国の一つである。そのため、米政府の感染症対策における不備は人災でもある」とし、米政府が命に目を向けていないことの表れであると指摘しました。

 また、「米国の政治屋がでっち上げた『中国ウイルス』や『武漢ウイルス』といった観念が、ヘイトクライムを助長した。2020年に米国におけるアジア系を対象としたヘイトクライムは249%に急増した。また、米国では20万人を超える子どもが新型コロナを原因として孤児になっており、そのうち、マイノリティーが65%を占めている。さらに、米国ではコロナ禍においても銃による事件が増え続け、警察による暴力事件も後を絶たない。2021年に米国では1124人が警察の暴力を受けて死亡しており、また銃による怪我の手当てを受けた人は34%増えている。これらはいずれも新型コロナ感染者が受けるべき医療資源を消耗している」と述べました。(閣、謙)

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