中国大陸部で最も高い木、チベットで発見

2022-05-09 14:58:16  CRI

チベット自治区墨脱県背崩郷 

 中国チベット自治区墨脱県背崩郷格林村でこのほど、高さ76.8メートルのブータン松が発見されました。中国大陸部で現在知られている最も高い木です。

 北京大学が率いる研究グループは今年4月、ドローンのLiDAR(ライダー)システムを使って墨脱県内にあるブータン松を調査しました。10日間の実地調査やデータの収集・処理を経て、高さ76.8メートルのブータン松を発見し、ドローンに付けた縄や巻き尺で測量するなどの方法で、木の高さと胸高直径を確認しました。

 背崩郷格林村では、今回の調査で高さ70メートル以上の巨樹が計8本発見され、同村は中国大陸部で巨樹が最も多い地域となりました。

 ブータン松は東ヒマラヤ地域にのみ分布する樹種で、主に標高1400~2500メートルの山地雨林と亜熱帯気候区に分布しているとのことです。(玉華、柳川)

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