北京
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2000年代生まれのカメラマンである劉屹靖さんは、2020年から2年をかけて中国の11の省を訪れ、激しい雷雨の気象写真を数万枚も撮影しました。劉さんはそのため、「風を追う少年」と呼ばれています。
劉屹靖さんが撮影した暴風雨の作品
21歳になった劉さんは幼いころから気象知識に夢中になり、大学時代には暴風雨の撮影に興味を持つようになりました。劉さんは2020年、ドローンを使っての暴風雨の動画撮影に成功し、プロの暴風雨カメラマンとしての人生をスタートさせました。
資料を調べる劉屹靖さん
撮影中の劉屹靖さん
劉さんは2020年8月、内蒙古自治区北部のフルンボイルで今も大切にする写真を撮影しました。
劉さんは今、自分が撮影した作品を通じて気象学の知識を普及させ、気象学の研究に協力し、人々が悪天候による災害を避けられるように手助けしています。
「暴風雨は美しいが、非常に危険でもある。美しい風景である一方で、災害をもたらす天候だ。人々には、私の作品や動画を通じて悪天候を一層理解してほしい。これらの作品が存在する意義とは、『転ばぬ先の杖』ということを伝えることだ」と劉さんは述べています。(玉華、鈴木)