中国の農民、2022年の1人当たり可処分所得は2万600元=中国社会科学院予測

2022-04-29 19:23:27  CRI

 中国社会科学院は29日に発表したリポートで、2022年における中国の農民の1人当たりの可処分所得は2万600元(約40万7000円)に達するとの予測を示しました。

 中国社会科学院が作成したリポートである農村緑書は、住民の収入と経済成長が基本的に同期させねばならない要求のもとで、中国経済の成長と穀物や食用油の価格上昇や高止まり状態での上下動など、農民の増収を推進する多くの要素を考慮したとして、2022年における農民の1人当たりの可処分所得は2万600元に達するとの予測を示しました。うち給与所得は8800元(約17万4000円)、経営行為による純収入は7100元(約14万円)、資産運用関連の純収入は500元(約1万円)、移転性純収入は4200元(約8万3000円)です。

 農村緑書は、給与は依然として農民の増収の主たる要因と指摘しました。2022年に中国経済が引き続き回復的成長を維持することを考慮すれば、農民工の出稼ぎは新型コロナウイルス感染症の影響を受ける可能性がある一方で、農村振興策は地元でより多くの雇用機会を提供するので、農民工の人数は引き続き小幅に増加することが見込まれるとのことです。(馬げつ、鈴木)

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