瀾滄江の「風・光・水・貯」プロジェクトが着工

2022-04-27 14:03:37  CRI

 中国の第14次五カ年(2021-2025年)計画の「水・風・光」総合基地開発重点プロジェクトの一部である瀾滄江(メコン川の上流を中国で瀾滄江と呼ぶ)「風・光・水・貯」プロジェクトが26日に着工しました。南西部の水力発電基地の調節能力や外部への輸送パイプを生かして、太陽光発電や風力発電など新エネルギーの発展を加速させます。


瀾滄江の「風・光・水・貯」プロジェクトが26日に着工

 新たに着工したプロジェクトには22の新エネルギー項目があり、総投資額は90億元(約1751億円)に達し、総設備容量は200万キロワットを上回ります。中国南部の雲南省大理ペー族自治州や臨滄市、保山市、プーアル市に分布し、主に華能瀾滄江大型水力発電所群の優位性を生かし、水力発電と新エネルギーの開発を組み合わせ、異なるエネルギーの相互補完を実現させ、太陽光発電や風力発電などクリーンエネルギーの大規模なネットワーク発電を促進します。

 このプロジェクトはまた、「太陽光発電+農業」「太陽光発電+農牧」など新しいモデルを模索して推進し、一般の発電条件を満たすと同時に、栽培や養殖など総合的な利用を展開していく予定です。このプロジェクトは今年10月から発電を開始し、年平均発電量は28億キロワット時に達する見込みです。(藍、野谷)

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