中国宇宙ステーション、年末までに6モジュール形態へ 6人滞在が可能に

2022-04-16 18:05:44  CRI

4月11日、貨物宇宙船「天舟4号」を搭載予定の「長征7号遥5」運搬ロケットが中国南部の海南省文昌航天発射場に到着

 有人宇宙船「神舟13号」の乗組員である翟志剛氏、王亜平氏、葉光富氏の3人が16日、6カ月間の宇宙滞在を終えて帰還しました。このミッションの完了を受けて、中国の宇宙ステーションは全面的な建造の段階に入ります。

  公開資料によりますと、次の段階の有人宇宙飛行プロジェクトでは、貨物宇宙船「天舟4号」、有人宇宙船「神舟14号」、実験モジュール「問天」、同「夢天」が順次打ち上げられ、宇宙ステーションの「T」字型の基本構造が構築される予定です。

  これらは年内に完了し、さらに今年末までには貨物宇宙船「天舟5号」と有人宇宙船「神舟15号」が打ち上げられる予定です。

 つまり、今年は6隻の宇宙船が宇宙ステーションに向かうことになり、今年末には中国の宇宙ステーションが6つのモジュールとの合体構造を形成することになります。これにはコアモジュール「天和」、実験モジュール「問天」および「夢天」、有人宇宙船「神舟14号」および「神舟15号」、貨物宇宙船「天舟5号」が含まれます。この時点で中国の宇宙ステーションの総重量は約97.6トンに達します。

 まず、実験モジュール「問天」と「夢天」がコアモジュール「天和」とドッキングしたうえで、有人宇宙船「神舟14号」と「15号」が順次打ち上げられ、宇宙ステーションとドッキングする予定です。これで有人宇宙船「神舟14号」と「神舟15号」それぞれの宇宙飛行士が、軌道上で共同作業を行うことになります。つまり、今年末には6人の宇宙飛行士が中国宇宙ステーションで共同作業を行うことになる予定です。(ヒガシ、謙)

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