中国の越境資金流入、3月は全体的に回復=国家外貨管理局

2022-04-08 15:20:54  CRI

 中国国家外貨管理局は7日、2022年3月末時点の中国の外貨準備高は2月末比258億ドル減(0.8%減)の3兆1880億ドルだったと発表しました。

 国家外貨管理局の報道官である王春英同局副局長は「中国の越境資金流入は2022年3月、全体的に回復した。為替市場の需給は引き続き基本的に均衡している。国際金融市場では主要国の金融政策や地政学情勢、新型コロナウイルス感染症の状況などを受けてドル指数が上昇し、主要国の債券価格は総じて下落した。外貨準備はドル建てなので、ドル以外の通貨をドル換算すると価額は減少する。資産価格の変化などの要素が総合的に作用し、同月の外貨準備高は減少した」と説明しました。 

 王副局長はさらに、「世界は現在、依然として感染症の大流行の状態にあり、外部環境はより複雑で厳しい。国際金融市場では変動性が高まっている。しかし、中国は安定の中で前進を求める基調を堅持し、感染症の予防・抑制と経済社会の発展を統一的に計画している。強じん性があり、長期的にみれば改善に向かうという経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)に変化がないことが、外貨準備規模の全体的安定の維持を支えていく」と述べました。(雲、鈴木)

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