中国の新型コロナ致死率が低い4つの理由、疫学専門家が分析

2022-04-07 13:40:36  CRI

6日の記者会見に出席した中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏

 中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は、国務院共同予防・抑制メカニズムが6日に開いた感染症対策状況に関する記者会見で、「中国の新型コロナ致死率が低い理由は、死亡を防ぐまたは減らすために多くの措置を講じてきたからだ」と指摘しました。

 呉氏は、中国で今年1~3月に累計で十数万人のコロナ患者が報告され、うち重症と重篤は197人だったとした上で、海外に比べて中国の新型コロナ致死率が低い理由は4つあるとし、「第一に、感染を早期に発見し、最小限の範囲に抑えた。それによって、感染の大規模な発生で医療機関が混乱し、死者が出ることを完全に回避した。第二に、全ての感染者を管理し、軽症から重症になる人を速やかに発見、手当てをし、危篤または死亡の発生を回避した。第三に、重症、特に重篤者に対しては、コロナ回復者の回復期血漿(けっしょう)または特殊効果のある中和抗体を用いることで、起こり得る死亡を効果的に減少させることができた。第四に、新型コロナウイルスのワクチンを広く接種したことだ」としました。(ヒガシ、柳川)


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