パキスタン、アフガニスタン三カ国外相会議を主宰 王毅外交部長

2022-03-31 16:08:45  CRI

 王毅国務委員兼外交部長は30日、安徽省黄山市屯渓区で、パキスタンのクレシ外相、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のムッタキ外相代行が出席した三カ国外相会議を主宰しました。

 王外交部長は席上、「目下の情勢下で、中国、アフガニスタン、パキスタン三カ国協力メカニズムを改めて機能させ、相互尊重、平等な協議、互恵・ウィンウィンの原則に基づき、政治や発展、安全保障の三つの分野での協力を推進していく必要がある」と述べた上で、さらに「一つ目は善隣友好の理念により、三カ国間の政治的相互信頼を構築し、善意をもって隣国に接し、隣国をパートナーとすること、互いの核心的な関心事を支持し、共通の利益を守ることである。二つ目は国民の福祉を目標とした三者間の実務的な協力を推進し、『一帯一路』を共に建設し、中国・パキスタンの経済回廊のアフガニスタン延伸を推進し、アフガニスタンの他の地域との相互接続を支援することである。三つ目は共通、包括的、協力的、持続可能という新たな安全保障概念の下で、テロ対策の安全保障協力を強化し、本地域の長期的な安定を実現することだ」と強調しました。

 これに対して、クレシ外相とムッタキ外相代行は、今回の会談とアフガニスタン隣国外相会議の重要な意義を評価し、中国が今回の会議を主宰し、協調と主導的な役割を果たしていることに感謝を表しました。その中でクレシ外相は、パキスタンはアフガニスタンの外部との接触拡大を支持し、アフガンの国民生活が改善され、より多くの理解と指示を得られるよう、引き続き支援していくという姿勢を表明しました。

 会議ではこのほか、今後適切な時期に三カ国外相による正式対話を行うことで合意しました。(閣、坂下)

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