グローバル・サプライチェーンを維持、上海港は安定した運営を継続

2022-03-31 16:32:35  CRI

 中国東部の上海市では28日からコロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、地域を分けてクローズドループ管理でPCR検査を実施しています。クローズドループ管理措置の発表後、上海港のすべての埠頭の作業員はほぼ全員が港湾区域の職場を守り、輸出企業の円滑な業務運営を保障して、グローバル・サプライチェーンの安定を維持するために全力を挙げています。

洋山港区が24時間体制で作業

 浦東区洋山港区のすべての職場の従業員が持ち場を守り、上海市の外出制限期間中は24時間正常な生産作業を維持できるようにします。洋山港4期の無人埠頭では、ガントリークレーン、レール式トランスファークレーン、自動化誘導台車がそれぞれ、支障なく稼働を続けています。

 上海海事局呉淞海事局交通管制センターでは28日未明から、当直者全員がすでに勤務先で待機しており、VTS(船舶航行管理システム)を正常に機能させるために、泊まり込みで食事もすべて職場内で済ませています。現在、VTS部門はユニット化管理がなされて他の部門からは独立しており、生活や食事、利用するエレベーターなども分けられているとともに、シフト勤務と臨時VTS業務センターが設けられており、船舶の上海港への正常な出入りを保証しています。

 現時点で、上海港のコンテナ取扱量は感染症期間中も1日当たり約14万TEU(20フィートコンテナ換算)を維持しており、世界各地に貨物を送り出しています。1~2月のコンテナ取扱量は高水準を維持し、世界のサプライチェーンの安定に寄与しています。

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