王毅外交部長、ロシアのラブロフ外相と会談

2022-03-30 23:10:17  CRI

 王毅国務委員兼外交部長は3月30日、第3回アフガニスタン隣国外相会議出席のため訪中したロシアのラブロフ外相と会談を行いました。双方は、両国首脳の重要な共通認識を実行に移し、中ロ関係をより高いレベルに引き上げることを強調しました。

 ラブロフ外相はロシアとウクライナの交渉状況について説明し、ロシア側は緊張緩和に尽力しており、引き続きウクライナと和平交渉を行い、国際社会との意思疎通を維持していくと表明しました。

 王外交部長は「ウクライナ問題には複雑な歴史的経緯がある。今回の危機は、欧州の安全保障が長期にわたり蓄積してきた矛盾が爆発したものであり、冷戦思考と集団的対決がもたらした結果でもある。現在の情勢の下、われわれはロシア・ウクライナ双方が困難を克服して和平交渉を続けることを支持し、これまでの交渉で得られた前向きの成果を支持する。また、現地の情勢の早急な沈静を支持し、大規模な人道危機を防ぐためにロシアと各方面が行っている努力を支持する。長期的には、今回のウクライナ危機の教訓を生かし、相互尊重と安全保障の不可分の原則に基づき、すべての当事者の正当な安全保障上の懸念に応え、対話と交渉によって、バランスのとれた、効果的かつ持続可能な欧州安全保障の枠組みを構築し、欧州の長期的安定を実現することが必要だ」と述べました。(hj、MN)

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