ブラックボックス、損傷ひどく、解析に時間=MU5735

2022-03-29 14:17:02  CRI

  中国東方航空MU5735便の飛行事故技術調査グループ専門家で、中国民用航空局航空安全弁公室の李勇副主任は28日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占インタビューで、回収されたブラックボックスの解析作業の進捗(しんちょく)について紹介しました。

  李副主任によりますと、回収された2つのブラックボックスはいずれも損傷がひどく、見つかった2つのレコーダーはメモリーユニットしかないということです。破損したレコーダーの解析に要する時間は、損傷の程度によるため、現段階では予測が難しく、世界では飛行事故の調査に2年以上要したケースがしばしばあるとのことです。

  今回の事故については、これまでに把握している情報によりますと、調査作業は依然として大きな課題に直面していて、その課題は主に次の3点です。①飛行機が巡航高度から急降下した後、何の兆候もなく、航空交通管制(ATC)にも乗員からの遭難情報や異常な情報が一切報告されていなかったため、有用な情報が残っていません。②墜落現場の衝突は非常に激しく、残骸は非常に細かく、分布範囲も比較的広いため、残骸の証拠収集作業に大きな困難をもたらしました。③墜落現場の地理的環境は複雑で、谷間にある上、衝撃や長時間の降雨により、地面がぬかるみ、調査作業の進展に困難をもたらしています。(ヒガシ、柳川)

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