中国の一定規模以上工業企業の利益 1〜2月は前年比5%増

2022-03-28 11:55:17  CRI

 今年に入り、中国国内外の複雑で厳しい経済情勢に直面する中、各地区、各部門は安定した成長と実体経済への支援に力を入れています。国家統計局が27日に発表したデータによりますと、1~2月の工業経済は安定して回復し、企業の利益は前年同期に比べて引き続き成長を維持しました。

  1~2月の全国の一定規模以上の工業企業(主要業務の年間売上高2000万元以上)の利益総額は前年同期比5.0%増の1兆1575億6000万元(約22兆3166億円)に達し、伸び率は昨年12月を0.8ポイント上回りました。特に得難いのは、工業企業の利益の伸びが前年同期の比較的高い基数の上で達成されたということです。

 一部の消費財企業の利益は、春節(旧正月)連休期間中の消費拡大などに後押しされ、比較的速い伸びを見せました。紡績業は13.1%増、食品製造業は12.3%増、文化教育・工芸美術業は10.5%増となりました。 

  また、全体から見ると、工業企業の収益状況は昨年から回復傾向にあります。特に企業の資産は比較的速く伸び続けると同時に、資産の負債比率はやや低下しました。2月末の資産負債比率は56.3%で、低下傾向にあります。(玉華、柳川)

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