習主席 英国首相と電話会談

2022-03-25 21:54:21  CRI

 習近平国家主席は25日午後、英国のジョンソン首相と電話会談を行いました。

 習主席は会談で、「今年は中国と英国が大使級外交関係を樹立して50周年に当たる。両国関係は半世紀にわたってさまざまな紆余曲折に遭遇したが、全体としては発展しつづけてきた。両国の貿易総額は当初の3億ドルから現在の1000億ドルにまで増加し、双方向の投資額はほぼゼロから500億ドルに達した。両国の貿易総額は昨年、またも新しい記録を作った。一方で、英国企業は積極的に中国の改革開放に参与し、ロンドンは世界最大の人民元オフショア取引センターになった」と述べました。

 習主席はさらに、「中国と英国の国情は異なり、発展の道も違う。双方は戦略的な長い見地に立って、相互尊重を堅持し、開放と包容な姿勢で対話と交流を強化し、互恵協力を拡大していくべきだ」と述べた上で、「中国は誠実で開放的かつ包容力のある態度で英国との対話と協力を展開したい」と述べ、英国側も客観かつ公正な態度で中国や中英関係を見直し、中国側とともに両国関係のいっそうの発展を促していくよう呼びかけました。

 これに対し、ジョンソン首相は、英中関係は極めて重要との考えを示し、英国としては中国側と率直な対話を展開し、交流や協力を強化して、両国の経済貿易協力を拡大し、気候変動への対応や生物多様性などのグローバルな課題や地域問題における意思疎通と協力を強化していくことに期待を寄せました。

 両首脳はまた、ウクライナ情勢についても意見を交換しました。習主席は中国側の原則的立場を説明し、「国際社会は対話と協議を促し、ウクライナ問題を政治的に解決するための条件を作り、ウクライナの和平回復を推し進めるべきだ」と述べた後、中国は同問題について引き続き建設的な役割を果たすことを重ねて表明しました。(Lin、鈴木)

 

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