北京
PM2.577
23/19
シリア東部バグズへの空爆で多くの罪のない市民が殺害された事実を米軍が隠ぺいしたとの報道に対し、外交部の趙立堅報道官は「米軍の残虐さを許すことはできない」と述べました。
米メディアはこのほど、米軍が2019年3月にシリアのバグズで過激派組織「イスラム国」(IS) の拠点を空爆した際、女性や子供を含む少なくとも64人を殺害したにもかかわらず、その事実を隠ぺいしていたと報じました。
これについて趙報道官は、バグズ空爆は米国がここ数年行ってきた武力乱用の氷山の一角に過ぎないと指摘しました。米軍は今年、アフガニスタンでもテロ対策を口実に民家を空爆し、2歳の幼児を含む民間人10人を死亡させました。2005年にはイラク中西部ハディサで、復讐心に駆られた米海兵隊が老人や女性、子供を含む罪のないイラク市民24人を虐殺しました。
趙報道官はさらに、「過去20年間、米国は対テロの名のもとに、イラク、シリア、アフガニスタンで軍事行動を実施し80万人以上を死亡させている。そのうち約33万5000人が民間人だった。しかし、米軍と米政府は罪のない民間人を殺害した事実を隠し通そうとしている。これが、米国が提唱する『民主主義の促進、人権保護、国際正義の擁護』だというのだろうか」と疑問を投げかけました。(閣、謙)