北京
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現地時間17日、タリバン暫定政府の外相代行を務めるアミール・カーン・ムタキ氏は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占インタビューに対し、暫定政府が国家の安全と安定維持、国民生活の改善、国内経済の発展に力を入れるとともに、中国との貿易往来の強化や、中国を含む各国と相互尊重を元に友好関係を築くことなどを期待する立場を示しました。
6日に上海で開かれた第4回中国国際輸入博覧会(CIIE)の期間中、CMGの主催によるライブコマースイベント「2021アジア・アフリカショッピングガラ」では、アフガニスタン産の松の実26トンが2時間足らずで完売しました。これについて、ムタキ氏は、「中国はアフガニスタンの再建において重要な役割を果たしている。われわれは中国との関係の深化や、両国の貿易往来を望んでいる」と述べました。
また、ムタキ氏は、当面の経済と国民生活の困難を解決するため、米国が一早くアフガニスタンに対する資産凍結を解除するよう呼びかけました。そのうえで、「多くの場で米国と交渉を行った。資産はアフガニスタン国民のもので、できるだけ早く凍結を解除する必要がある。米国とは軍事の対立関係がないことを米国に伝えた」と強調しました。(殷、CK)