北京
PM2.577
23/19
国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)は、13日、「グラスゴー気候合意」を採択して閉幕しました。
中国外交部の趙立堅報道官は、15日の定例記者会見で「今回の大会は、次の段階のグローバルな気候変動対策のへの取り組みと低炭素・グリーン社会の実現に向けた持続可能な発展に積極的な影響を与えるだろう。しかし先進国は、適応策、資金、技術支援といった発展途上国の核心的な関心に十分な対応をしなかったため、今大会には不満と不足が残った。今後、世界の気候変動への対応はまだ多くの課題に直面するはずだ」と述べました。
趙報道官は、また、「中国側は今回の大会を非常に重視している。習近平国家主席はCOP26首脳級会合に文書によるメッセージを発信し、多国間のコンセンサスの維持、実践的な行動の重視、グリーンへの転換の加速という3つの提案を提出した。これは国際社会から広く賞賛され、この大会における重要な政治的指針となった。交渉が膠着状態に陥った際、中米は共同で『中米による2020年代の気候行動強化に関するグラスゴー共同宣言』を発表した。これは関係各国の意見の違いを埋める重要な解決策となった」と強調しました。(任春生、鳴海)