北京
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中国の張軍国連大使は9日、国連安保理の公開討論「社会的排斥、不平等、対立」で発言し、「全ての人の包摂的な発展を達成することは、不平等を解決し対立をなくすための根本的手段だ」と強調しました。
張大使は、「一国主義と覇権主義の横行は、グローバルガバナンスシステムにおける不公正で不合理な取り決めを永続させ、国際関係において不平等を引き起こす要因となる。新型コロナの流行や気候変動、新しい技術の応用も、貧富の格差と南北の発展の格差を拡大させ、新たな不平等を引き起こしている。国連安保理を含む国際社会は、高い関心を持ち、平和と安全の面から協調を強化し、共同で対応していくべきだ」と指摘しました。
張大使は、「全ての人の包摂的な発展を達成することは、不平等を解決し対立をなくすための根本的手段だ。近隣窮乏化や恐慌輸出、人を傷つけて自分の利益をはかるような慣行は、共同発展の基盤を破壊するだけであり、道徳的でも持続可能でもない。発展を国際協力の最前線に置き、開放型世界経済の構築を促し続け、持続可能な開発のための2030アジェンダの全面的な実行のための条件を整えるべきだ」と強調しました。
張大使は、「国の大小を問わず一律の平等を堅持し、真の多国間主義を実践し、『国連憲章』の趣旨と原則を固く守り、全ての国と人々が平和、発展、尊厳を共有し、人類の前途や運命を共同で形作れるようにすべきだ」と述べました。(藍、柳川)