北京
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第4回中国国際輸入博覧会の一環として7日、品質生活国際フォーラムが行われました。同フォーラム参加者は、中国がより高いレベルの開放を行っていることで国際的ブランドにとって中国市場進出に良好な環境がもたらされており、中国市場は世界のレベルの高い消費をけん引していくことで意見が一致しました。
新型コロナウイルス感染症の発生以来、国際的な高級ブランドは中国における拠点の設立と、まずは中国で新商品を発売する動きを強めています。このため2020年には、中国におけるファッション関連の消費が初めて米国を超えて、世界一になりました。このような変化の背景には、中国の一連のレベルの高い開放措置、関税の引き下げ、輸入の拡大、各分野における対外開放の一層の拡大、自由貿易区戦略の積極的な実施、国際的な経済貿易ルールとの接合などの大きな要素があります。
巨大な潜在力を持つ中国市場は数多くの海外の企業を引き付けています。こまでの4回の輸入博に参加した駐中国ニュージーランド大使館の初級産業部のティム・ノックス副部長は、「ニュージーランドの乳製品のほぼ40%が中国に輸出されている。中国市場はニュージーランドにとって非常に重要だ」と述べました。
駐中国ニュージーランド大使館のティム・ノックス副部長
7日に開催された第12回中国国際肉類大会には中国商務部、中国税関総署、肉類の主要生産国の駐中国大使館、国内外の肉類サプライヤー、輸入業者、販売業者約3000人がオンラインあるいはオフラインの方式で参加し、今後5年間において中国の消費と世界の肉類供給がどのように影響し合うのかについて議論しました。
デンマークの食肉生産および加工会社のダニッシュ・クラウン社のソレン・ティンガード副総裁は、「来年も出展することを決めた。輸入博は我々によい機会を与えてくれた。我々にとって今年は、中国市場への輸出額が過去のどの年よりも上回ると言う、記録更新の1年だ」と述べました。
ダニッシュ・クラウン社のソレン・ティンガード副総裁
今年の輸入博は「低炭素、グリーン」を一貫した重要テーマにしており、カーボンニュートラルの保険を初めて世に出しました。
多くの多国籍企業は第1回輸入博から積極的に出展しています。各社は中国のデジタル化というモデルチェンジに追随し、中国市場を掘り起こし続けており、中国で事業を発展させることに自信を強めています。(殷、鈴木)