北京
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23/19
第4回中国国際輸入博覧会が5日、上海で開幕しました。4日の夜に開幕式が行われ、5日からバイヤーや企業関係者などへの公開が始まり、10日まで行われます。今年で4回目となる中国国際輸入博覧会には127の国と地域から3000近くの企業や団体が出展し、輸入博史上最多となりました。
4年連続で出展しているパナソニック中国・東北アジア社の徐海波政府事務ディレクターは取材に対し、「輸入博はブランドをアピールする最も優れたプラットフォームだ」とした上で、従来の企業商品のイメージにとらわれず、政府関係者や企業、消費者に対して新しい取り組みを素早く宣伝できるのが最大のメリットだとしました。
新型コロナウイルス感染症が発生して以来2回目の開催となる中、コロナの影響を最小限に抑えるため、新たな試みと工夫が施されています。4年連続で出展している日本貿易振興機構(ジェトロ)上海代表処の高山博副所長は、越境EC商品の展示を昨年より拡大し、上海市政府が主導する常設展示プロジェクトに参画することで、来場できない人も含め、より多くの一般消費者に商品を楽しんでもらえるようにしたと紹介しました。また、高山副所長は、「輸入博はあくまでもブランディングやプロモーションの場で、コロナの影響を受けない仕組みづくりを意識している」と輸入博の延長の取り組みの大切さを語りました。(取材:劉叡、藤井)
第4回中国国際輸入博覧会のジャパン・パビリオン