北京
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23/19
外交部の汪文斌報道官は31日の定例記者会見で、「米軍のアフガニスタンからの撤退が示しているのは、他国に軍事干渉を行って自国の価値観と社会制度を押し付ける政策は決して通用せず、失敗に終わるのみだということだ」と述べました。
米国が8月30日に撤退の完了を発表したことで、米軍のアフガニスタンでの20年余りにわたる軍事活動が終わりました。同日、タリバンの報道官はアフガニスタンは完全に独立したと主張しています。汪報道官はこれに対して、「アフガニスタンは外国による軍事的占領から抜け出し、アフガニスタンの人々は新たな出発点に立ち、国家の平和と再建を迎えた。アフガニスタンの歴史に新たなページが開かれた」と示しました。
汪報道官はまた、「中国側はあくまでアフガニスタンの主権と独立、領土保全を尊重し、その内政に干渉しないことを守り、アフガニスタンの人々に向けて友好政策を行っている」と強調しました。
汪報道官はさらに、「アフガニスタンの歴史と現実が明らかにしているのは、アラビア諸国の平和と安定と経済発展の実現には開放的で包容的な政治構造の構築が必要だということだ。そして、温和で穏健な内外政策を遂行し、すべてのテロ組織と徹底的に縁を切ることである。中国は引き続き、アフガニスタンが各側や国際社会と緊密な意思疎通と協調を維持し平和を取り戻して経済を立て直すために、『東トルキスタンイスラム運動』を含むすべてのテロ組織を打倒することと、アフガニスタンが国際社会に融け込んでいくことを支援する」と強調しました。(moku,謙)