北京
PM2.577
23/19
中国物流購買連合会と中国国家統計局サービス業調査センターが31日に発表したデータによりますと、8月の製造業の購買担当者景気指数(PMI)は50.1%で、臨界点以上に位置し続けています。前月と比べて0.3ポイント低下しており、製造業の拡大力はやや弱まっています。専門家は、新型コロナウイルス感染症と水害の影響が薄れるにつれて、今後2カ月間は経済が健全かつ安定的に推移するとの見方を示しています。
コロナ禍や水害などの影響を受けて、8月の中国の製造業の拡大力は弱まり、景気は縮小しました。調査対象となった21業種のうち、指数の値が良好な区間(景気区間)にあるのは10業種で、前月から3業種減少しました。
内訳を見ると、製造業の生産は安定的な拡大を維持し、指数の変動は少なくなっています。業種別に見ると、農業・副食品加工、製紙・印刷、文化・教育・スポーツ用品、鉄道・船舶、航空・宇宙設備などの生産指数はいずれも55.0%以上を維持し、比較的に良好な区間にあり、生産が加速しています。
一方で、注意しなければならない点として、今月の高エネルギー消費業界の新規受注指数が減って、製造業全体に対するマイナスの影響が顕著と見られています。そのうち、石油、石炭、その他の燃料加工、化学繊維およびゴム・プラスチック製品などの業界の新規受注指数は3カ月連続で臨界点以下に位置し、市場需要が持続的に低下していることが反映されています。(moku,謙)