北京
PM2.577
23/19
外交部の公式サイトによりますと、外交部国際経済司の王小龍司長は6日にオンライン形式でブリーフィングを行い、中国の新型コロナウイルスワクチンの対外援助や輸出状況について紹介しました。
王司長の話では、8月4日までの段階で、中国は無償援助・輸出・共同生産など複数のルートを通じて、100以上の国と国際組織に累計7億7千万回分のコロナワクチンを提供したということです。対外提供したワクチンは中国本土で接種された量の45%にあたります。
また、王司長は中国側がアジアとアフリカ諸国へのワクチン提供を優先していることを明らかにしました。これまでに中国から対外提供されたコロナワクチンの9割以上はアジアとアフリカ諸国に運ばれています。中国は29カ国と「一帯一路」ワクチン協力パートナーシップを提唱し、「一帯一路」沿線諸国にワクチンを提供して、「健康シルクロード」の建設に取り組んでいます。そのほか、中国は80以上の国と国際組織にコロナワクチンを無償援助し、そのうち、三分の一はアフリカ向けの援助でした。さらに、中国製ワクチンは優先的にアフガニスタンやシリアなどの戦乱地区に運ばれました。
王司長はさらに、中国企業と外国とのワクチン共同生産についても紹介しました。これまでに、中国のワクチン生産企業は8カ国でコロナワクチンの共同生産をスタートさせ、発展途上国の生産能力の整備を支援しているほか、一部の中国企業は外国製コロナワクチンの請負生産をも担当しているということです。(Lin、星)