略奪された先住民の大地 アメリカの罪過

2021-07-10 12:32  CRI

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 アメリカは歴史上、幾度となく先住民族に対するジェノサイドの罪を繰り返してきた。人種差別と白人至上主義が横行するアメリカ社会で、先住民の生活は今でも困難を極めている。多くのアメリカ人がいまだに歴史を認めず、その罪を反省していないからだ。現地時間6日、フォックス・ニュースのキャスター、ジェシー・ウォッターズ氏は、ある下院議員の意見に反論しようとして、「アメリカ人は先住民から土地を盗んだのではない。戦争をして土地を獲得したのだ」と発言した。この迂闊なコメントに、ネット上ではバッシングが浴びせられている。あるネットユーザーは、「この土地は戦いで勝ち取ったものではない。植民者の手口は、ヨーロッパから致死性ウイルスを持ち込み、先住民にばら撒いて、この土地を『ノーマンズランド』にするというものだった。その後で、植民者はこの土地に入り込んできたのだ」とコメントしている。

 地図を見ればわかるように、現在のアメリカの大部分が建国当初には先住民が住んでいた土地だ。時が経つにつれて、東から西へと先住民の土地は徐々に消えていった。

 アメリカ政府は、様々な手を使って、現在のアメリカの領土の約3分の2にあたる600万平方キロメートルの土地を先住民から奪ったのだ。

 アメリカ政府は先住民のために「居留地」を設けているが、その居留地は主に不毛の地である中西部にあり、中には水、電気、食料などの基本的なライフラインすら保証されていない場所も多い。

 アメリカには「人権擁護」という名のこん棒を振り回す資格はない。先住民に対して犯した罪は、決して美化されたり忘れられたりしてはならない。

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