北京
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第1回中国国際消費品博覧会(消博会)が7日、海南省海口市で始まりました。初日はバイヤーと専門関係者のみに開放されましたが、来場者は約4万8000人に上り、その人気の高さからは、中国が世界の小売業者が注目するターゲット市場となっており、海南省が中国の対外開放の重要なドアとなっていることが伺い知れます。
データによりますと、2020年に海南島の離島免税の対象となった販売額は274億8000万元となり、買い物客は延べ448万4000人で、全省の小売業の付加価値は8.1%上昇し、GDP成長への寄与率は18.2%に達したとのことです。
海南自由貿易港の建設がもたらす重大なチャンス、政策ボーナスおよび販売ルートは、世界の商品を中国に進出させる巨大な引力となり、内需市場の優位性で世界の優れた資源要素を集積し、国内消費者に対してより種類が豊富で、価格がより低く、品質がより優れた国際化商品およびサービスを提供することが実現しています。
資生堂(中国)の藤原憲太郎CEOは「これは我々がつかむべきチャンスだ。研究によると約60%の観光客が旅行中に新製品を試したいと考えている。我々は海南国際観光島建設のチャンスをつかみ、傘下の新製品をよりよく紹介し、さらにそれを中国市場全体に広めていく」との考えを示しました。
データによりますと、今年のメーデー連休中の海南省の免税販売額は約10億元となり、1日あたりの平均販売額は約2億元となりました。
5月7日、KPMG中国とムーディー・デビッドが共同発表した「海南自由貿易港観光小売市場白書」では、2020年末までの時点で、海南離島の免税業の販売額は約50億米ドルに達したと指摘されています。(雲、謙)