【CRI時評】日増しに膨らむポンペオの大統領への野望

2020-08-14 10:41  CRI

 「金銭と票田は政治の唯一の論理となり、日和見主義者が政府に多数紛れ込んでいる。現在の米国の外交界は、日和見主義者が先頭に立って、プロが脇に置かれている。」最近、米国の著名な外交家ブレジンスキー氏の息子マーク・ブレジンスキー氏はメディアの取材を受け、米国政界の現実を暴露した。ポンペオ氏はこれらの日和見主義者の最も典型的人物に違いない。

 就任して2年余りの米国首席外交官であるポンペオ氏は多くの顔を持つ。それは、米国国内の感染症の流行を前にして、協力を破壊し、民衆の安全を顧みないという顔、反人種差別主義デモを前にして、聞こえないふりをするという顔、国内の社会的危機によって引き起こされた民衆の不満を前にして、中国に強い態度を示すことで人々の目を国内問題から中国へそらすという顔だ。トランプ氏を前にすると、彼は状況に応じて態度を変えてごまをすり、ホワイトハウスを「米国大統領を代表する主要機関」に変えるだけでなく、自分の利益のために、監査機関によるトランプ氏の権力乱用行為の可能性についての調査をめちゃくちゃにした。 

 一年前にポンペオ氏が2024年の大統領の座を狙っていたことを隠していたと言うならば、それは今、もう公然の秘密となっている。ポンペオ氏は先月、アイオワ州で開かれた「ファミリー・リーダーサミット」に出席して演説した。米国の国務長官はめったにその地に足を踏み入れないが、大統領候補は必ず訪れる。ポンペオ氏は有権者を取り込むだけでなく、2018年から税金を使ってポンペオ氏夫妻主催の「マディソン・ディナー」を定期的に開き、ビジネス界、メディア、娯楽業界のボス的人物を招き、連邦の資源を利用してスポンサーと支持者を獲得し、いつの日か大統領の座に就くための道を開いた。

 ポンペオ氏が権力の頂点に近づくにつれて、米国国務省の専門性は徹底的に破壊された。米国の対中政策がポンペオ氏のような政治的日和見主義者によって方向を誤れば、両国の利益を損うという結果を招くだけだ。(CRI論説員)

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