【CRI時評】冷戦情緒をあおるポンペオ長官は世界平和にとっての脅威

2020-07-28 09:37  CRI

 米国のポンペオ国務長官はこのほど、カリフォルニア州内のリチャード・ニクソン図書館で講演を行い、過去50年間に渡る米国の対中接触政策は「失敗」だったと述べ、米国と同盟国は「さらに強硬な措置」を用いることで中国を変えていこうと呼びかけた。

 26日付「ワシントン・ポスト」に掲載された米国外交問題評議会のリチャード・ハース会長による論評は、リチャード・ニクソン大統領とヘンリー・キッシンジャー国務長官がかつて中国に接触した際には、中国の力を借りてソ連とのバランスを取ろうとしていたのであり、中国の内政に介入しようとしたのではないと指摘し、ポンペオ長官の中国に対する過激な言辞は「歴史を理解せず、中国を理解せず、米国も理解していない」ことを明示していると評した。ハース会長は、米中関係は他のいかなる二国間関係と比較しても、現在の時代の動向に沿って決めていくことが可能であるのに、ポンペオ長官は一貫性があり実行可能な政策を何一つとして示すことができず、逆に自らの「歴史の誤読」を暴露していたと指摘した。

 ポンペオ長官は対抗政策により中国と世界を切り離そうと意図している。ブルームバーグは批判的な立場である多く人の見解を引用して、米国政府は過去50年間にわたる中米協力により両国双方にもたらされたよい成果を無視していると論評した。米NBC放送は、ポンペオ長官は中国に対して一層の強硬姿勢を取り、イデオロギーの対立や反共主義を煽ろうと意図していると指摘する文章を発表した。NBCの文章は「この種の、団結をもたらさず、安定を欠き、だれの利得にもならない政治的雰囲気を憂慮する」と論じた。経済学者でコロンビア大学持続可能な開発センター所長であるジェフリー・サックス教授は、現在の世界にとって、米国が中国との間に冷戦を発動しようとしていることは、新型コロナウイルス以上の脅威だと指摘した。

 ポンペオ長官の就任以来の言行録を1冊の書物にまとめたとすれば、それは政治的構想力も、プロフェッショナリズムも、歴史についての深みもない「三流小説」になってしまう。ワシントンがこの右翼的な民族主義の色合いが濃厚な1冊を国家運営の手引きとするならば、米国の前途は間違いなく、憂いに満ちたものになる。(CRI論説員)

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