【CRI時評】人の危急につけこむポンペオは米国の道義的汚点を上塗りしている

2020-04-13 08:58  CRI

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、イランの累計感染者数は現地時間11日正午の時点で7万29人となり、そのうち死亡者は4357人で、死亡率は世界平均レベルを超えている。イラン保健省関係者は、高い死亡率の最大の原因は米国の制裁がもたらしている医療物資の欠乏だと訴えた。

 イランが感染症と戦う重要なときに、ポンペオ米国務長官はイランに対する制裁を解除しないと繰り返し表明している。それは傷口に塩を塗り、人の危急につけこんで打撃を加えることに他ならず、人道主義の精神に完全に背くものだ。イランの感染症との戦いに深刻な影響を与えるだけでなく、感染症の拡大を封じ込める全世界の協力を甚だしく妨げるものでもある。

 国際社会は米国にイランなどの国々に対する制裁を解除するよう相次いで呼びかけている。だが、ポンペオは耳を貸さず、その一連の態度は詭弁の色に満ちており、冷酷な利己主義の一面を余すところなく表している。彼の行状は、まさに米国に道義的な汚点を絶えず塗り重ねている。

 ポンペオが挙げる制裁解除拒否の第一の理由は、「いかなる制裁も人道主義的援助や医療物資、薬品がイランに入ることを妨げていない」というものだ。だが、昨年、ある人権組織が発表したレポートは、「制裁によって、国際銀行や企業はイラン企業と、人道主義的な取引を含むほとんどの取引を恐れている。なぜなら、米国からの二次的制裁を恐れているからだ」と明らかにしている。

 嘘は暴かれるものだ。ポンペオが率いる米国国務省は先日、公式サイトでいわゆる「イラン制裁解除のトリック」関連リストを発表し、イランが制裁解除を要求する目的は決して国民の健康に対する考慮からではなく、テロリストに資金提供するためだと発表した。感染症が全世界に蔓延している緊急時に、ポンペオが依然としていささかも「制裁」を緩めないのは、その背後に綿密に練られた政治的な企みがあるからだ。

 「ワシントン・ポスト」は、ポンペオは今回の感染症を「極限の圧力」を強めるための便利な手段と見ているようだと指摘している。「ニューヨーク・タイムズ」は、米国の個々の政治家はウイルスを「チャンス」と見なし、それに制裁を加え、イラン政府を圧倒する二つの山と見なし、イランに頭を下げさせ、極端な場合、政権交代さえ余儀なくさせようとしている、と報じた。

 国境のないウイルスとの戦いで、下心と雑念を抱き、人の危急につけこんで打撃を与えようと企てれば、自身の政治目的を達成できないばかりか、逆に他者と同時に自らを傷つける末路をたどることになるだろう。(CRI論説員)

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