北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は11日、ロシアのウラジオストクでプーチン大統領と会談を行いました。両首脳は、今年に入って以来の両国関係がより積極的な発展の勢いを見せ、更にハイレベルな、高速に発展する新たな時代を迎えていることを評価し、国際情勢の変動に影響されず、確固として両国関係を発展し、世界の平和と安定を擁護していくとの考えを示しました。
習主席は、「中露両国が緊密なハイレベル交流を保つことは、両国関係のレベルの高さと特殊性、そして各自の外交アジェンダにおける優先的地位を物語るものだ。双方共同の努力の下、同関係の政治的優位性は絶えず実務的な協力成果を生み出している。双方が伝統的友情を強固にし、全面的協力を強化し、中露の全面的戦略パートナー関係のレベルアップを促し、両国国民に更なる恩恵をもたらすよう努めていかなければならない」と述べました。
また、「双方は『一帯一路』建設およびユーラシア経済連盟の連携と協力を深化し、エネルギー、農業、科学技術革新、金融などの分野における協力を拡大し、最先端科学技術の共同研究と開発を強化し、より広範な協力を展開すべきだ」と強調しました。
習主席は更に、今回のフォーラムが極東を含む地域協力の深化に新たなチャンスをもたらすことを確信するとの評価を述べた上で、「双方は国連、上海協力機構、BRICSなどの多国間枠組みの中で緊密なコミュニケーションを行い、国際社会と共に重大な問題の政治解決プロセスを推し進め、国際社会の公平・正義および世界の平和・安定を擁護し、新たな国際関係と人類の運命共同体の構築を推進すべきだ」と語りました。
プーチン大統領はこれに対し、「露中関係はここ数年勢いよく発展しており、相互信頼も日増しに深まり、政治、経済、安全保障などの分野において数々の成果が実を結んでいる。双方は引き続き投資、エネルギー、宇宙航空、金融、Eコマースなどの分野で協力を拡大し、人的・文化的交流を密にし、地域協力を促すべきだ。また、国際問題への対処について協力と相互支持を強化し、単独主義に断固として抵抗し、公正かつ合理的な国際秩序を擁護し、共同発展と共同繁栄を実現すべきだ」と述べました。
他にも、両首脳はともに関心を寄せる国際問題並びに地域問題についても踏み込んだ意見交換を行った後、数々の二国間協力文書の調印に立ち会いました。(怡康、む)