龍華寺の除夜の鐘

          
      

 「初一」は、上海でも有数の歴史を誇る龍華寺へ「初詣」へ出かけてみましょう。このお寺がいつに作られたかは諸説がありますが、その原型は三国時代の呉の時代、赤烏年間に作られたものと言われており由緒のあるお寺です。入り口前に建っている塔が印象的で。その隣には願い事を書いた短冊をぶら下げる金ぴかの「心願樹」が設置されていて、願いを書いている市民が沢山見受けられます。

    

 まずお線香代として10元を窓口で支払うわけですが、これが長蛇の列。お線香は外からの落ち込み禁止、などの看板が立っています。チケットを受け取るとそのまま入り口でお線香を受け取り、いよいよお参りの開始です。お堂の前に来ると、一般的には線香の束を両手に挟んでお辞儀して参拝するスタイルが中心です。それでも熱心な信仰者はちょっとした空間を見つけては、ひざまついてお祈りします。地面にはいたるところに投げられた賽銭の小銭が散らばっていました。中国人にとって春節がいかに重要かよく分かります。

      
              
  12月31日に108回ならす除夜の鐘の希望者は毎年募集しています。そこで寺では今年も大太鼓を鳴らすイベントがありますこの太鼓は直径3.2メートルで、大晦日に66回希望者は鳴らすことが出来ます。ちなみにこの66回は1回999元で、66回鳴らした後の600回は1回66元でたたくことが出来ます。龍華寺の新年の行事は12月24日から旧暦の正月15日まで続けられます