日本では、初詣の風習がありますが。中国では、旧正月の最初の日、つまり春節の早朝、人々はお寺へ行って、お香を焚いて祈願する習慣があります。
「雍和宮」
お香を焚く人達

 北京では、「雍和宮」と「八大処」は最も人気のある初詣のお寺です。去年の春節は番組の取材で雍和宮へ行ったことがありますので、今年の春節(2月18日)は八大処へ行ってみました。

「八大処」の正門
入り口の長い列
八大処の「霊光寺」

お香を買う人も次から次へと絶えない

 朝8時なのに、祈願に訪れた人々(中国語では「香客(お香を焚く人)」が次から次へとやってきます。駐車場が満杯状態となり、やむを得ず正門から2キロも離れたところで車を止めて、30分も歩いてお寺の正門に着きました。しかし入り口のところで、長蛇のような長い列にびっくりしました。無事お香を買って焚き終わった時は、もう午後1時を過ぎていました。
 春節の初詣、ちょっと疲れましたけど、一年の願いを込めて、この伝統行事に参加することは有意義で、楽しいことだと思います。(文、撮影:劉叡琳)