旧暦のお正月春節を盛大に祝うのが中国の習慣で、去年は2月18日に当たります。みんなは早く前からこの日の到来を待ちました。というのは、今年、北京市内で爆竹をならし、花火を打ち上げるのが何年かぶりに解禁されたのです。記憶の中の春節の賑やかさと華やかさがもう一度味わうことができ、うれしくてたまりません。

 その二日前、携帯電話には北京市花火管理処から次のようなショートメッセージが届きました。「五環線以内では、大晦日と1日は24時間、2日から元宵節の15日までは、朝の7時から夜の12時まで爆竹をならし、花火を打ち上げることが許可される」

 その日、花火を買いに行きました。笛のような長細い棒の形をして、火をつけると数秒ごとに空に飛び、綺麗な花が咲くものと、地面に置き、楽しめるもの、それに線香花火です。

 日本の大晦日の紅白歌合戦のような番組、『春節聯歓晩会』(春節の夕べ)を数時間見て、ちょっと飽きたので、団地の空き地で花火を楽しみました。外に出る人がますます多くなり、爆竹の音もうるさくて隣にいる人と大声で叫ば合わないとはっきり聞き取れないほどです。花火もあちこちで次々とあがります。華やかで、瞬間に現れ、あっという間に闇に消えていく幻の花です。(文章、写真一部:蘭暁芹)